親や祖父母から家の資金を援助してもらうとき、通常は年110万円を超えると贈与税がかかります。住宅取得等資金の特例を使うと、令和8年(2026年)12月31日までの贈与なら最大1,000万円まで非課税です。

先に結論

省エネ等住宅(断熱等級5かつ一次エネ等級6 / 耐震等級2以上 / 高齢者等配慮対策等級3以上のいずれか)なら1,000万円、それ以外は500万円まで非課税。基礎控除110万円と合わせれば1,110万円まで税金がかかりません。受贈者は18歳以上・所得2,000万円以下で、翌年3月15日までに家を取得して住むことが条件です。

省エネ等住宅の基準を満たす仕様で建てられる会社から、資金計画を無料でもらう(タウンライフ家づくり)公式サイトへPR・無料。依頼後に各社から電話やメールで連絡が来ます。応じるかどうかは自由で、断ることもできます

補助金と住宅ローン控除を、自分の世帯・性能・予算で計算できます。 使えるツール: 補助金診断をする、ローン控除の13年分を計算する、総額シミュレーター。

非課税の限度額

住宅の区分非課税限度額省エネ等住宅の要件
省エネ等住宅1,000万円断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上 / 耐震等級2以上または免震建築物 / 高齢者等配慮対策等級3以上 のいずれか
その他の住宅500万円

「省エネ等住宅」の基準は住宅ローン控除の区分とは別で、断熱等級5・一次エネ等級6(ZEH水準相当)を満たせば該当します。2025年4月以降の新築は省エネ基準(等級4)が義務なので、あと一段階の断熱強化で1,000万円枠に届く家が多くなっています。

受贈者と家の条件

申告と注意点

「非課税だから申告不要」ではありません。贈与を受けた翌年の2月1日〜3月15日に、贈与税の申告書と戸籍謄本・登記事項証明書・請負契約書・省エネ等住宅の証明書を税務署に提出して初めて非課税になります。期限を過ぎると特例は使えません。

贈与のタイミングも重要です。翌年3月15日までに「家屋を取得」している必要があり、注文住宅は棟上げが終わっていれば取得したものとして扱われます。着工前に全額もらう場合は、翌年3月15日までに棟上げが終わる工程かを施工会社に確認してください。

住宅ローン控除との関係

贈与で自己資金が増えるとローン残高が減り、住宅ローン控除の額も減ります。控除は残高の0.7%なので、1,000万円借入を減らすと年7万円・13年で最大91万円分の控除が減る計算です。贈与税ゼロと控除減のどちらが得かは金利次第で、金利が低いほど「借りて控除を受ける」方が有利になります。ローン控除シミュレーターで借入額を変えて比べられます。

借り方と保険も、無料で比べておく

控除や金利引下げの効き方は、どの銀行でいくら借りるかで変わります。銀行ごとの条件の比較と、団体信用生命保険に入った後の保険の見直しは、どちらも無料で相談できます。

モゲチェック

年収・自己資金・物件価格を入れると、どの銀行からどんな条件で借りられそうかを無料で比べられます。年収300万円未満や自営業の人は、提案が難しいことがあると公式に書かれています。

住宅ローンを無料で比べる(モゲチェック)

保険のトータルプロフェッショナル

住宅ローンを組むと団体信用生命保険に入るため、いまの生命保険を見直せることがあります。家計と保険をまとめて、FPに無料で相談できます。

家計と保険をFPに無料で相談する

※ リンク先は広告(PR)です。どれも申し込みは無料で、内容と対象は各公式サイトで確認してください。

よくある質問

親からの援助はいくらまで贈与税がかかりませんか?
住宅取得等資金の非課税は省エネ等住宅で1,000万円、その他の住宅で500万円です。暦年課税の基礎控除110万円と併用できるので、省エネ等住宅なら合計1,110万円まで贈与税がかかりません。令和8年12月31日までの贈与が対象です。
贈与を受けたのは2026年、入居は2027年でも大丈夫ですか?
贈与の翌年3月15日(2027年3月15日)までに家屋を取得し、同日までに居住するか居住見込みであれば対象です。注文住宅は棟上げ完了で取得したものとして扱われます。
夫婦それぞれの親から贈与を受けられますか?
非課税限度額は受贈者ごとに適用されるので、夫が夫の親から、妻が妻の親から受ける場合はそれぞれ1,000万円(または500万円)まで非課税です。ただし家の持分を贈与額に応じて登記する必要があります。
参考情報・データの出典